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手首の痛みや違和感

手首の代表的な疾患と症状

橈骨遠位端骨折
概要
  • 転倒して手をついた際に発生しやすい手首の骨折
  • 高齢者や骨粗鬆症のある方に多く、スポーツや事故によって若年層にも発生
主な症状

✅ 手首の腫れや変形
✅ 強い痛みと圧痛
✅ 手や指のしびれ(神経圧迫がある場合)

治療法

保存療法:ギプス固定(約4~6週間)
手術療法:掌側ロッキングプレート固定術(強固な固定が可能で、早期のリハビリが可能)


舟状骨骨折
概要
  • 手首の親指側にある舟状骨が折れる骨折
  • 放置すると骨がつながらず、偽関節になることが多い
主な症状

✅ 手首の親指側の痛み・腫れ
✅ X線では初期に骨折が映りにくい(CT・MRIが必要)

治療法

保存療法:ギプス固定(8~12週間)
手術療法:スクリュー固定術(早期に手の使用が可能)


TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)
概要
  • 手首の小指側にある軟骨や靭帯が損傷する疾患
  • スポーツや転倒が原因
主な症状

✅ 手首の小指側の痛み・腫れ
✅ ドアノブを回す、瓶のフタを開ける動作で痛み

治療法

保存療法:装具・リハビリ・消炎鎮痛薬
手術療法:TFCC縫合術、尺骨短縮骨切り術


手根管症候群
概要
  • 手首の手根管で正中神経が圧迫されることで発症
  • 更年期の女性や妊娠中にも多い
主な症状

✅ 親指・人差し指・中指のしびれ
✅ 指先の感覚低下、細かい作業がしづらくなる
✅ 親指の筋肉(母指球筋)の萎縮(進行時)

治療法

保存療法:装具・ステロイド注射
手術療法:手根管開放術(神経の圧迫を解除)


ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
概要
  • 手首の親指側にある腱(長母指外転筋・短母指伸筋)が炎症を起こす疾患
  • 親指の使い過ぎ(スマホ操作・赤ちゃんの抱っこ・仕事)で発症しやすい
主な症状

✅ 手首の親指側の痛みや腫れ
✅ 親指を動かすと痛みが強くなる
✅ フィンケルシュタインテスト(親指を握り、小指側に曲げると痛みが出る)で診断

治療法

保存療法:装具・ステロイド注射・リハビリ
手術療法:腱鞘切開術(腱の通りを改善し痛みを除去)


キーンベック病(月状骨壊死)
概要
  • 手首の中央にある月状骨が血流障害によって壊死する疾患
  • 若年層の男性に多く、原因は不明
主な症状

✅ 手首の中央の痛み(特に使った後に痛む)
✅ 手首の可動域制限
✅ 進行すると関節の変形や動きの悪化

治療法

保存療法:装具固定・鎮痛薬・リハビリ
手術療法:骨移植術・関節固定術(進行した場合に適応)


関節リウマチによる手首の障害
概要
  • 自己免疫疾患の一種で、手首の関節が炎症を起こし破壊される
  • 女性に多く、全身の関節にも影響を及ぼす
主な症状

✅ 朝の手のこわばり・腫れ
✅ 手首の痛み・変形
✅ 関節の破壊が進むと動かしにくくなる

治療法

保存療法:抗リウマチ薬・生物学的製剤・装具療法
手術療法:滑膜切除術・関節形成術(関節破壊が進行した場合)


まとめ

手首の疾患やケガは、生活や仕事に大きな影響を及ぼします。特に、橈骨遠位端骨折や舟状骨骨折は、適切な治療をしないと偽関節や変形が残る可能性があり、早期の診断と治療が重要です。
また、手根管症候群やTFCC損傷のような神経や軟骨の損傷は、放置すると症状が悪化しやすいため、早めの専門医の診察をおすすめします。

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