メニュー

リウマチの治療

リウマチの治療

リウマチの治療について

リウマチ(関節リウマチ)は、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れ、変形を引き起こす自己免疫疾患です。特に手指や膝などの関節が影響を受けやすく、進行すると関節の機能障害を伴うこともあります。

近年では、治療の進歩によりリウマチの進行を抑え、関節の機能を維持することが可能になっています。 病院での適切な診断と治療のもとで炎症をコントロールした後は、クリニックで維持目的の治療を継続することで、日常生活を支えることができます。 また、当院ではリウマチによる手指の障害に対し、手術加療や専門的なリハビリテーションを提供することが可能です。

リウマチの症状

✅ 関節の腫れ・こわばり(朝のこわばりが特徴的)
✅ 関節の痛み(特に手指・手首・膝などに多い)
✅ 全身の倦怠感や発熱(免疫異常により疲れやすくなる)
✅ 進行すると関節の変形(早期治療が重要)


リウマチの診断と病院での初期治療

リウマチは、早期診断と適切な治療が重要です。

 診断方法

✅ 血液検査(リウマチ因子・抗CCP抗体・CRPなど)
✅ 画像検査(レントゲン・MRI・超音波)

病院での初期治療

✅ 抗リウマチ薬(DMARDs)の導入
✅ 生物学的製剤(バイオ製剤)の使用
✅ 関節の炎症を抑えるためのステロイド・抗炎症薬の併用

病院での治療により症状をコントロールし、寛解状態(病気の活動がほぼ停止している状態)を目指します。


クリニックでの維持治療

病院で炎症がコントロールされた後は、クリニックでの維持治療が可能です。 これは、リウマチの状態を安定させ、関節の機能を維持し、再燃(症状の悪化)を防ぐために重要です。

クリニックでの主な維持治療

✅ 抗リウマチ薬(DMARDs)の継続的な管理
✅ 定期的な血液検査で炎症のチェック
✅ リハビリや運動療法による関節の機能維持
✅ 生活習慣の指導(食事・適度な運動)

クリニックでは、日常生活に影響を与えないよう、患者様のライフスタイルに合わせた治療を提供します。


手指の障害に対する治療(手術・リハビリ)

リウマチが進行すると、手指の変形や関節の可動域制限が生じ、日常生活に支障をきたすことがあります。 当院では、手外科専門医による手術治療や、専門的なリハビリテーションを提供し、手指の機能改善をサポートします。

手指のリウマチに対する手術治療

✅ 滑膜切除術(関節の炎症を抑える手術)
✅ 関節形成術(変形した関節の機能を回復)
✅ 人工関節置換術(関節の破壊が進んだ場合の治療)

専門的なリハビリテーション

✅ 手指の可動域訓練(関節の硬さを防ぐ)
✅ 筋力トレーニング(手の握力や動作の改善)
✅ 作業療法(日常生活動作の維持・向上)

早期のリハビリと適切な手術治療を組み合わせることで、リウマチによる手指の機能低下を最小限に抑え、生活の質(QOL)を向上させることができます。


リウマチ治療のポイント

なぜ維持治療が必要なのか?

✅ リウマチは慢性疾患であり、治療を継続することで関節の機能を守れる
✅ 症状が落ち着いても、薬を自己判断で中止すると悪化する可能性がある
✅ 定期的な診察と検査で、病状の変化を早期にキャッチできる

日常生活で気をつけること

✅ 過度な関節の負担を避ける(適度な運動は推奨)
✅ ストレスを減らし、規則正しい生活を送る
✅ 感染症予防(免疫抑制治療を行っている場合、風邪やインフルエンザに注意)


まとめ

リウマチは、病院で適切な治療を受けることで炎症を抑え、症状をコントロールできる時代になっています。 その後の維持治療は、クリニックで定期的に管理することで、関節の健康を維持し、再燃を防ぐことが可能です。

また、リウマチによる手指の障害に対しては、当院で手術加療や専門的なリハビリテーションが可能です。 手指の機能を維持・改善し、快適な日常生活を送るためには、早期の治療と継続的な管理が重要です。

当院では、病院での治療を受けた後の維持管理をサポートし、患者様が日常生活を快適に過ごせるよう、適切な診療を行っています。 「関節の痛みが続く」「手の動きが悪くなった」「リウマチの治療を継続したい」 という方は、お気軽にご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME