捻挫・外傷・創傷・骨折の治療について
捻挫・外傷・創傷・骨折の治療について
日常生活やスポーツ、仕事中の事故などで発生する捻挫・外傷・創傷・骨折は、適切な治療と早期のリハビリが重要です。放置すると関節や骨の機能障害が残ることがあるため、迅速な診断と治療が求められます。
? 捻挫とは?
捻挫(ねんざ)は、関節に強い外力が加わり、靭帯や関節包が損傷することを指します。特に足首・手首・指・膝などに多く発生します。
? 主な原因
✅ スポーツや転倒による外傷
✅ 無理な動作や急なひねり
✅ 高いところからの着地時の衝撃
? 症状
✅ 腫れ・痛み・内出血
✅ 関節の可動制限(動かしにくい)
✅ 重症例では関節の不安定感
? 治療法
? RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)
? 消炎鎮痛剤(湿布・内服薬)
? 固定(包帯・テーピング・サポーター)
? 重度の場合、リハビリや手術が必要なことも
? 外傷・創傷とは?
外傷(がいしょう)は、皮膚や組織が損傷することを指し、創傷(そうしょう)は特に切り傷・擦り傷・裂傷・挫創などの皮膚の損傷を指します。
? 主な原因
✅ 転倒・衝突・刃物やガラスによる損傷
✅ スポーツや事故による打撲・裂傷
? 症状
✅ 痛み・出血・腫れ
✅ 感染のリスク(傷口が赤く腫れる、膿が出る)
? 治療法
? 創傷処置(傷の洗浄・消毒・縫合)
? 感染予防(抗菌薬の投与が必要な場合も)
? ガーゼや湿潤療法による適切な創傷管理
? 深い傷や関節に及ぶ損傷は手術が必要なことも
? 骨折とは?
骨折(こっせつ)は、骨に強い外力が加わり、完全または部分的に骨が折れる状態です。適切な治療を行わないと、変形治癒や機能障害が残ることがあります。
? 主な原因
✅ 転倒・事故・スポーツ外傷
✅ 骨粗鬆症による脆弱性骨折(加齢による骨密度低下)
? 症状
✅ 強い痛み・腫れ・変形
✅ 患部の可動制限(動かすと激痛)
✅ 皮膚を突き破る開放骨折もある(緊急処置が必要)
? 治療法
? ギプスやシーネによる固定(軽度の骨折)
? 手術(骨折のずれが大きい場合や関節内骨折)
? リハビリ(骨癒合後の関節可動域改善・筋力回復)
特に、橈骨遠位端骨折(手首の骨折)や大腿骨近位部骨折は骨粗鬆症との関連が深く、治療後の再発防止が重要です。
? まとめ
捻挫・外傷・創傷・骨折は、適切な治療を行うことで早期回復が可能です。 初期対応が不十分だと、関節の不安定性や骨の変形、慢性的な痛みが残ることもあります。
当院では、外傷の専門的な治療を行い、必要に応じて手術・リハビリを含めた総合的な治療を提供しています。「関節をひねった」「転倒して強い痛みがある」「傷がなかなか治らない」などの症状がある方は、お気軽にご相談ください。