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骨折

骨折とは

骨折とは、骨に強い外力が加わることで骨が部分的または完全に折れる状態を指します。日常生活やスポーツ、転倒、交通事故などによって発生し、骨の強度が低下する骨粗鬆症の影響で、高齢者では軽い衝撃でも骨折しやすくなります。

骨折には、単純骨折(皮膚を破らない)、開放骨折(骨が皮膚を突き破る)、粉砕骨折(複数の破片に分かれる)、病的骨折(骨粗鬆症や腫瘍による)など、さまざまな種類があります。骨折の部位によっても治療方法が異なり、特に関節に近い骨折では適切な治療を行わないと後遺症が残ることがあります。


骨折の主な症状

✅ 骨折部位の強い痛みと腫れ
✅ 患部の変形や異常な動き
✅ 内出血による皮下の青紫色の変化
✅ 患部の機能障害(動かせない、力が入らない)

骨折の際には、無理に動かさずに固定し、速やかに医療機関を受診することが重要です。


骨折の治療方法

保存療法(非手術治療)

対象となる骨折
✅ ずれのない骨折(安定型骨折)

治療法

ギプスやシーネ(副木)による固定
装具療法(骨の癒合を助けるためのサポート)
リハビリテーション(筋力低下や関節拘縮を防ぐ)


手術療法(観血的治療)

手術が必要な骨折

✅ 骨がずれている(転位を伴う骨折)
✅ 関節にまたがる骨折(変形治癒を防ぐため)
✅ 粉砕骨折や開放骨折(骨の安定性確保が必要な場合)

手術方法

✅ プレート固定術(プレートとスクリューで骨を固定)
✅ 髄内釘固定術(骨の中に金属製の棒を挿入して固定)
✅ スクリュー固定術(骨折部をボルトで固定)

手術後は、早期のリハビリを開始することで、関節の拘縮を防ぎ、機能回復を促進します。


骨折後のリハビリテーションの重要性

骨折が治癒した後は、関節の動きを取り戻し、筋力を回復させるためのリハビリが不可欠です。長期間の固定により関節が硬くなったり、筋力が低下することがあるため、リハビリを適切に行うことで、日常生活への早期復帰が可能になります。


まとめ

骨折は、放置すると変形治癒や機能障害のリスクがあるため、早期診断と適切な治療が重要です。特に関節に近い骨折では、適切な固定や手術を行うことで後遺症を防ぐことができます。 また、治癒後のリハビリテーションも大切な治療の一環であり、早期の機能回復を目指すことが重要です。

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